兵庫県、神戸のページです。

上図で、Kは京都、Oは大阪、Tは鳥取、Oは岡山です。
cf. 県民性ワールド
司馬遼太郎
『街道をゆく (21) 神戸・横浜散歩、芸備の道』朝日文庫
司馬遼太郎のこの本は、大阪と神戸のちがいをわかりやすく例示してくれています。神戸は、エキゾチックでハイセンスなまちです。以下は摘録です。
なお神戸は祖型は外国人がつくったので、城下町のしがらみがありません。
・「(大阪と神戸は)民度もちがうんじゃないか」と、神戸の友人が、みもふたもないことを言ったことがある。私は大阪に住んでいる。それだけでも、神戸在住のひとには、笑止のことであるらしい。京都のひとたちも、この点似ている。この両都市の人達にとって、大阪は自尊心を満足させるために存在しているかのようである。
・大阪在住のある洋画家がいった。 「金剛山や生駒山を見て暮らしていると(=大阪に住んでいると)、絵がうまくならん。六甲山を見てくらすと(=神戸に住むと)、みなうまくなると言いますな。」 ・京都はひとを緊張させるところがあるが、神戸はそうではなく、開放的で、ひとのことにかまわず、空気まで淡くブルーがかっていて、疲れたとき歩くのにちょうどいい。
・タクシーの運転手さんの話。 「神戸の娘さんが、よう言いますな。人間にうまれてよかった、それも神戸に住んでよかった、というふうに…」
・神戸、京都とも、都市的個性が、日本の他の都市からみれば異国のようにきわだっている。都市というより、ときに、あれはーー文化的閉鎖性と郷土愛のつよさをふくめてーー国だと思うことがある。
(桑原。2006年2月)