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コンピュータは、人間の脳を追い抜く  

(cf.石川好『孫正義が吹く』新潮社、 Time, 1997/12/29)97-12-29
コンピュータの頭脳は、CPU(Central Processing Unit 中央演算装置)である。CPUは、5センチ四方ぐらいのシリコンの板(チップ、俗に「石」という)におさめられている。このシリコンの板は、チップ、俗に「石」とよばれる。今年のTimeのMan of the Yearにはハンガリー移民出身のインテル社社長のAndrewGroveがえらばれたが、インテル社がこの石を1972年に発明し、以後独占的に生産している。

このチップにはりめぐらされた回路に、トランジスタ(いわば昔の真空管)は初期の頃には数百個含まれていた。トランジスタの数は1年半ごとに倍増し、今では一つの石に600万個もふくまれるようになっている。このままいくと、20年後には、一つの石に500億個のトランジスタが含まれることになる。人間の脳は、300億個の細胞からなっており、キャッシュカードの半分ぐらいのチップの方がかしこくなってしまう。

さらに30年後には、6兆個になる。人間の脳の200倍である。これら何千万、何億の人工頭脳が超高速ネットワークをとびかうのだ。無限の可能性がここに見いだせるが、人間がいまから知恵をだしあって、対策を講じておかないとコワイことになってしまうだろう。これが、疾風怒濤のデジタル情報革命の現実である。

 

                                 

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