日本社会と中国社会の比較

日本社会と中国社会の比較です。

中国のページ 

1995年作成

1 外来文化に積極的な社会である

 
国境は動き,民族は入れ代わるのが歴史の常識でである.しかし日本は四面を海に囲まれており,近代まで 外敵から侵略される恐れがなかった .5世紀に日本国家ができて以来,同じ場所に日本国家,日本人,日本文化はある.これは中国と大きな違いである.

日本人にとって、 外国は怖いものではなく 、いろいろな珍しい高い文化を提供してくれるありがたいものであった.ここから『外来文化に積極的である』という日本文化の特質が生まれた.

日本人は、外来文化の流入を歓迎しますが、人は歓迎しません。中国は50以上の民族がいることでわかるように雑多な民族からなります。しかし外来文化には警戒的です。

2 情緒的な人間関係社会である


人間は一人で生きるものではない.特に,狭いところに 沢山の人がすむ日本のような稲作社会では,お互いに助け合い, 頼りあって生きている であって, 他者への配慮 がことのほか必要とされる筈である.特に貧しい時ほど個人が全体に隷属することが求められたはずである.

また日本では,他民族との抗争がなかったので,行動基準に思想,理論よりも,情緒的な人間関係を行動基準にする傾向が強い.そういうわけで,日本は,『情緒的な人間関係社会』である.和が第一の日本に,大思想,大哲学,大宗教が生まれなかったのはそれを必要としなかったからである

3 細部に目がとどく社会である


最後に,日本の自然は,日本人が相手にできないほど凶暴でなく,努力し, 団結してあたれば,自然を自分たちの味方にできる また,国防や民族・宗教問題がなく,まとまりがよいので,こまいかいところまで目配りができ,そのために細部に目がとどく勤勉な社会ができあがった.

このように,『外来文化に積極的』,『情緒的な人間関係』,『細部に目がとどく』ことが日本文化の特徴である.これらの特徴は,言語文化の上にも随所に見られる.それを,研究していけば、日本がどんな国であり、今後どうすべきかがわかるはずである.

中国社会の特徴は,日本と逆である.中国は,紀元後2000年のうち800年間は,異民族によって支配された異民族は自らの生存をおびやかす忌むべき存在である.また,インドと同じく自ら文明を築き上げたが故に,外来文化に魅力を感じない

人間関係にしても,異族との対決が頻繁なため,不断に自己を論理で鍛えあげていく必要がある.したがって大胆な論理社会でもある.中国社会は, 日本との共有点は少なく、アラブ社会にはるかに近い。