| 桑原政則 > タイのページ タイのシルク王は秘密諜報員だった |
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Reference: 田中一郎、『秘密諜報員 サマセット・モーム』河出書房新社 松本清張、『熱い絹』講談社 |
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ジム・トンプソンは、CIAの情報将校として、タイに派遣され、退役後もタイに永住した。1906年生まれで、1940年代には、英国の諜報員サマセット・モームともアメリカで接触していた。ユール・ブリンナー主演のミュージカル『王様と私』の衣装や、モームゆかりのオリエンタルホテルの客室にタイシルクを売り込み、世界的な富豪となった。
1967年マレーシアのキャメロン高原で謎の失踪を遂げた。松本清張の『熱い絹』は、これを題材にいている。このころはアメリカがタイから北ベトナムへの北爆の最中で、タイ駐留米軍の存在は、共産陣営にとって、大きな脅威でCIAやソ連のKGBなど各国の秘密情報機関が必死に地下工作を展開していた。ベトナム戦争では、米英は、諜報活動で強い協力関係にあり、トンプソンとモームも盟友関係にあった。 トンプソンは、シルクビジネスを隠れ蓑にして、タイ政府と太いパイプで結びつきながら、CIA活動をおこなっていた。マレーシアのキャメロン高原で謎の失踪を遂げた(消された)のは、北爆作戦について極秘にCIAグループと接触中のことであった、と推測される。 |
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