マレーシアの国際性は日本のお手本

日本はアメリカというフィルターを通してしか世界を見ていません。マレーシアの国際性を、日本は大いに評価すべきでしょう。

(2006年5月14日)

 

  1. マレーシアは、紀元1世紀頃から東西の十字路でした。ここでは、東南アジア文化、中国文化、インド文化、イスラム文化、イギリス文化などが合流し、さながら万華鏡(まんげきょう)のような趣をもっています。この意味で、この国は、昔からインターナショナルでした。 
  2. マレーシアでは、マレー系が6割住んでいる他に、華人系が3割、インド系が1割を占めています。華人系の多くは19世紀に錫鉱山の採掘者として、インド系はゴム園労働者として、渡来しました。都市部では生きた中国文化、インド文化にひたることができます。
  3. マレーシアはイスラム諸国の精神的リーダーです。マレーシアの背後には、40のイスラム諸国がひかえています。マレーシアではイスラムを自然に学ぶことができます。
    cf.イスラム国家の国旗には星と月が多い
  4. マレーシアは100年以上イギリスの植民地でした。英連邦50数カ国の一員ですから、オーストラリア、ニュージーランド、インド、スリランカなどとは仲間です。ですから、逆に気軽にけんかもできます。仲裁者もたくさん控えています。
  5. 国内にいる3割の華人を通じて、中国、台湾、香港、シンガポールばかりでなく世界の華人とつながっています。
  6. マレーシア人口の1割はインド系ですから、インド人を通しても世界とつながっています。
  7. マレー語はインドネシア語とほぼ同じですから、2億人のインドネシア人とも話し合えます。
  8. また、英語が準公用語ですから、世界の人との交流が容易です。
  9. マレーシアには日本企業も多くあり、日本についての情報も盛り沢山です。
  10. 日本では、外国といえばアメリカのみです。しかし、マレーシアでは東南アジア、中国、インド、イスラム、英連邦の文化を浴びることができ、多元的な世界を内蔵しています。多人種国家マレーシアはかつて内紛に悩まされましたが、いま国内の経験が国際化に大きく役立っていて、2000万の人口ながら世界のリーダー役になっています。マレーシアは日本のロールモデル(role model、お手本)です。