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日本再生のため、技術革新を

タケ(岡部 弘「日本再生へ技術革新をなしとげよう」
『日経ビジネス』98-2-2, p123)98-2-4
一国の経済成長並びに一人当たり国民所得の伸びをもたらすものは、生産性の向上である。米国の経済学者ポール・クルーグマン教授によれば、それは2つの手段によって実現される。

『1つは外国からの資金の流入によって国内の遊休労働力が活性化され、付加価値の増加に結びつく場合。もう1つは革新的な技術進歩によって、新たに大きな付加価値が生み出される場合である。そして通常、後者の方が、持続性が高い』。

今日の米国経済が好調なのは、情報通信分野における革新的な進歩によるところが大 きい。だとすると、日本ではいまこそ国と企業が一体となって、将来世界をけん引するよう新技術の開発に努力しなければならない。グルーグマン教授の理論に沿って考えると、それが日本再生へのおおきな足がかりとなる。   

それにはまず、新技術の開発・研究のしやすい環境を整える必要があるだろう。革新的な技術開発も、そのためのアイディアも、資金や人材不足、環境不備などによって中途半端に終われば効果をもたらさない。そのために個々の企業や国、私たち自身は何をすべきかをいまこそ根本的に考え直さなければならないといえよう。

 

                                 

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