西洋では、休日にはブランチをとります。brunchとは、breakfastとlunchの合成語です。朝食と昼食を兼ねた食事のことです。1日2食論とは毎日がブランチのことです。
1日2食論のキモは、内臓に1日15時間の休養をあたえることです。
しかし、長年の習慣は一朝一夕で改まるものではありません。
意識としては、「朝食を少しだけとった」は、たっぷり食べるよりもいいのだ、また「時間がなくてしっかり食べなかった」方が、ゆっくりしっかり食べるのよりもベターなのだととらえておいた方がいいようです。
あるいは、朝はご飯のかわりにスープ、みそ汁、フルーツをゆっくりタベル、と考えたらいかがでしょうか。
朝食をつくったり、後かたづけをしたりする手間暇がかからず、また、昼食は今までより少量でもたっぷり休んだ内臓にしっかり消化吸収されるので、昼食代の節約にもなります。
昼食直前には水を飲むのも、昼食を軽くすます一法です。
からだは過食には不適応
500万年の人類史の中で、飢えから解放されたのはほんの半世紀前のことです。人間の生理機構は飢餓に対しては幾重にもガードができています。しかし、過食に対しては、対応できていずいろいろな病気を誘発しやすいのです。
からだは食料の補給が途絶えても、貯蔵組織から、脳、筋肉、心臓へ栄養素を送りだします。外からではなく、中から活動源を調達します。朝食摂取は生理機構に合っていません。
大相撲の力士は、早朝から食事をとらず、激しい稽古をします。昼と夜の1日2食です。
病気
朝食をぬくのは、最初一週間はきついですが慣れると胃の調子がよくなります。長年の胃痛に悩んでいた人が、胃薬を飲まなくなったりします。
人体の持つ自己治癒力を回復するので、環境毒素が排泄され、免疫力もよみがえります。
細胞は栄養を半日絶たれると勝手にエサ探しを始め、脂肪から血栓、腫瘍(かいよう)などを溶かして利用しだします。
ガンが縮小するのもこのためです。
人間は飢えると、本来そなわった能力がひきだされ、自己治癒力も格段に高まり、ストレスに強い体質ができあがります。
朝食をやめるだけで慢性病が直ることが多いです。
朝食をぬくと、腸が収縮するため、腸内に停滞する余分なものが排出されます。
朝ガソリンが満タンの時、さらに食事をとると便秘やむくみの原因になります。
脳出血や脳梗塞は、腸にたまった宿便から絶えず毒素が出て、それが血液に吸収され、脳の神経を冒すことが原因でおこることがあります。
朝食をとると、毒素を分離できないままの血液が心臓を往来することになり、心臓に負担がかかります。朝食をやめるときれいな血液が循環し、心臓の負担が軽くなり、心臓病の予防につながります。
脳、筋肉、内臓
朝は、何も食べなくても、脳や筋肉は活動する準備はすっかり整っています。
朝、糖分をとらなくても、脳はブドウ糖のかわりに脂肪から糖をつくってエネルギー源として使うようになります
食物が消化吸収され、栄養素が血液中や各組織に行き渡るまでには、4時間以上かかります。朝ご飯を食べたからと行って、それが午前中のエネルギーになるわけではありません。
夜間は、脳も筋肉も活動しなくていいので、消化器官は仕事に専念でき、夕食の栄養素は効率よく各組織に収まっていきます。夕食はたっぷりとったほうがからだの摂理にあっています。
朝食をとると、消化にエネルギーをとられるため、脳も筋肉も十分に活動できません。
腎臓が血液の浄化をおこなうためには、午前中いっぱいかかります。この時に朝食をとると、腎臓の働きはにぶり、老廃物や毒素は血液中に残ったままになります。午前中は排泄器官が働く時間だから、栄養物はとらない方がいいのです。
睡眠時間を挟んで15時間、食事を抜きますと、内臓諸機関はすっかり機能を回復します。
朝食をやめると、頭はクリアになって、朝から仕事が能率よくはかどるようになります。
前夜の夕食が、その日の午前中のエネルギーになります。朝起きておなかがすかないのは、ガソリンが満タンだからです。
午前中胃腸を休ませると、消化吸収能力が高まるので、排泄もよくなり、宿便もたまりません。昼食も少量で効率よく吸収されます。食事の量は従来の3分の2ですみます。
便通
朝食をぬくと、食物はしっかり消化吸収され、便はにおいが少なくなります。三食の便は不消化のため、悪臭が強く、何回も紙でふく必要があります。
野生の動物は便秘も下痢もなく、糞便は完全に消化されているのでにおいがありません。
朝食をやめると、腎臓が午前中100%はたらくため、毒素が尿となって頻繁に出るようになります。
皮膚
皮膚は腎臓と同じ働きをしています。薄着をして、皮膚の働きを強めれば内臓の働きも強くなります。
内臓の異常は皮膚にあらわれます。皮膚に傷をつけてはいけません。はり、灸(きゅう)はあとに傷が残るのですすめられません。傷になった部分は皮膚呼吸ができません。
皮膚を強くこするのも考え物です。たわしでこすったりすると、神経がマヒしてしまい皮膚の呼吸作用が生涯を受けます。
朝食をやめると皮膚からも老廃物のガスが発散され、からだがきれいになります。
網シャツは皮膚との間に隙間をつくり、皮膚呼吸を妨げないうえ夏涼しく冬暖かいです。
網シャツを着ると、皮膚からも多く酸素をとり入れることができます。
水
朝は水をコップ2杯以上飲みます。ミルクやジュースは、内臓に負担をかけるため朝は飲まない方がいいです。おなかがすいたら水をご飯代わりに飲みます。
起き抜けの水が条件反射となって、便通をよくします。
煮沸した水は、酸素が欠乏し、カルシウムその他の物質も減少しています。金魚を煮沸した水で飼うと早く死んでしまいます。盆栽の場合は早く枯れてしまいます。
生野菜
生野菜食がいのちを養います。野菜サラダはたくさんとった方がいいです。
激しい運動をしたあとは、体液が酸性になっています。酸性の肉よりもアルカリ性の生野菜をたっぷりとる必要があります。
ビタミンC
汗をかくとビタミンCが失われます。風邪をひいても同様です。ビタミンCはストレスでも減少します。
柿の葉茶には、ビタミンCが多く含まれています。
ふとんと枕
ふとんは硬く薄いものほどよい。
枕は丸太の二つ割り状のものがよい。肩こりがなくなります。頭が軽くなります。
温冷浴は、ぜん息、アトピー性皮膚炎、糖尿病、肝臓病、心臓病、に効果があります。1分間ずつ交代でおこない、水浴で終えます。
その他
錠剤や薬を飲むと、からだになじまない異物なので、肝臓はそれらを無理に分解しようとして疲労困憊します。
下痢の時は、薬は飲まず、生水を飲みます。
エアロビなどの激しい運動をして、無理に酸素をとりいれると活性酸素(有害酸素)が増え、かえって生活習慣病の原因をつくります。
"Dad, I don't eat breakfast since 8 years ago, either. Breakfast
makes me sleepy again. Take care. Ko "(2000)
文献:
渡辺
正 『朝食をやめて健康になる』 知恵の森文庫、光文社、2003
渡辺
正『朝食有害説―「一日二食」で健康に生きる』情報センター出版局
小山内
博 『生活習慣病に克つ新常識―まずは朝食を抜く!』 新潮新書、2003
甲田
光雄 『奇跡跡が起こる半日断食―朝食抜きで、高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチがぞくぞく治っている!』
ビタミン文庫 マキノ出版、2001
東
茂由 (著), 甲田 光雄『長生きしたければ朝食は抜きなさい―体の不調を根本から改善する驚異の「甲田式健康法」とは』
KAWADE夢新書
西会本部『西式健康法入門―ほんものの健康を手に入れるために』平河出版社、1993
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