総索引

沖縄・読谷の植物:野波棟美夫

目次
センダングサ(栴檀草)  (#1,2004年3月31日)  
ムラサキカタバミ(紫片喰) (#2,2004年4月7日
ノアサガオ(野朝顔) (#3,2004年4月27日)
テッポウユリ(鉄砲百合) (#4,2004年4月29日)
ノアザミ(薊) (#5,2004年5月12日)
クチナシ(口無し) (#6,2004年5月14日)
ギンネム(銀合歓) (#7,2004年5月19日)
ノゲシ(野芥子) (#8,2004年5月26日)
キンレンカ(金蓮花) (#9,2004年6月2日)
グラジオラス (#10,2004年6月9日)
ゲットウ(月桃) (#11,2004年6月16日)
シロツメクサ(白詰草) (#12,2004年6月23日)
ニチニチソウ(日々草) (#13,2004年6月30日)
アメリカハマグルマ (#14,2004年7月7日)
ランタナ (#15,2004年7月14日)
モモイロ ヒルザキ ツキミソウ(桃色昼咲月見草) (#16,2004年7月21日)
クワズイモ(食わず芋) (#17,2004年7月28日)
ホウセンカ(鳳仙花) (#18,2004年8月4日)
ノボタン(野牡丹) (#19,2004年8月11日)
ヤナギバルイラソウ (#20,2004年8月18日)
タンポポ(蒲公英)  (#21,2004年8月25日)
イジュ(伊集) (#22,2004年9月1日)
カタバミ(片喰) (#23,2004年9月8日)
ニトベ カズラ (新渡戸 蔓) (#24,2004年9月16日)
ベニツツバナ (#25,2004年9月23日)
ヒガンバナ(彼岸花) (#26,2004年9月30日)
ムラサキヤハズカズラ (#27,2004年10月7日)
タマスダレ (#28,2004年10月14日)
トウガラシ(唐芥子・唐辛子) (#29,2004年10月21日)
モミジバヒルガオ (#30,2004年11月4日)
ススキ(薄) (#31,2004年11月18日)
オオハマボウ (#32,2004年11月25日)
サンダンカ・スーパーキング (#33,2004年12月2日)
ニンニクカズラ (#34,2004年12月9日)
カンナ(#35,2004年12月16日)
リュウキュウハギ(#36,2004年12月23日)
ムラサキオオツユクサ (#37,2005年1月20日)
ムラサキオモト(紫万年青)(#38,2005年1月27日)
ツワブキ(#39,2005年2月3日)
モンパノキ (#40,2005年2月17日)
シラタマカズラ(白玉葛)(#41,2005年2月24日)
シェフレラ(カポック) (#42,2005年3月3日)
コエビソウ(小海老草) (#43,2005年3月31日)
ドンベア (#44,2005年4月7日)
シラン(紫蘭)(#45,2005年4月14日)
  1. サツマイモ(薩摩芋)
  2. サトウキビ(砂糖黍)
  3. セイロンベンケイソウ(セイロン弁慶草)
  4. アフリカホウセンカ(阿弗利加鳳仙花)
  5. オオイタビ
  6. ハリツルマサキ(針蔓柾)
  7. ヒメキランソウ(姫金瘡小草)
  8. フクリンチトセラン(覆輪千歳蘭)
  9. アロエベラ
  10. サガリバナ
  11. ベニハナインドソケイ
  12. サガリバナ
  13. インドソケイ
  14. ホテイアオイ
  15. ソケイノウゼン
  16. ガマ
  17. ブーゲンビリア
  18. キンレイジュ(金鈴樹)
  19. ノウゼンカズラ (凌霄花)
  20. サルスベリ(百日紅)
  21. ハイビスカス
  22. ニオイバンマツリ
  23. ベニガククサギ
  24. オオゴチョウ
  25. アツバノボタン
  26. ナンバンサイカチ

     

リンク集他

沖縄・読谷(よみたん)の植物:野波棟美夫


71 ナンバンサイカチ



インド原産。ゴールデンシャワーの名でよく知られています。 この高木の花がマメ科かと思うのですが、写真のように確かに おしべ・めしべや花弁のつき具合は豆と似ています。 実生・挿し木・取り木で増やします。 英名のGolden shower treeそのもので、黄金の花が房状に垂れ下がる 様は壮観です。台風に弱いので対策が必要です。読谷村商工会の30周 年記念木として会館前に植栽され、成木になるのが楽しみです。

70  アツバノボタン

 

ブラジル原産。ノボタンの一種ですが、葉が厚いことから厚葉の和名がついたそうです。 灰緑色の厚い葉と青紫色の花が特徴で、剪定するとよく分枝します。 沖縄には昭和50年代に導入され、比較的新しい植物です。

69 オオゴチョウ

 

西インド諸島原産。葉はギンネムに似ています。赤橙色の花は鮮やかですが、 幹にはトゲがあります。マメ科なので鞘の中に種ができます。 サンダンカ・デイゴとあわせて沖縄の三大名花とされます。

68 ベニガククサギ

 

園芸種でベニゲンペイカズラとゲンペイカズラ(源平葛)の高配種。 挿し木ができます。がく片は白から紅色に変化します。 剪定に強いので、塀やフェンスなどにからめて楽しむとよいでしょう。

67 ニオイバンマツリ

写真右は読谷村役場前のバンマツリ
 

ブラジル原産。先に紫色から咲き始め、徐々に白色に変化していきます。 その様について、英語名で「Yesterday-today-and-tomorrow」といわれています。 夜間に強い芳香があります。挿し木で増やし、剪定で樹勢を整えます

66ハイビスカス

  写真中:生垣は剪定を怠ると伸び放題



インド原産で熱帯から亜熱帯に広く分布し、250種に及ぶそうです。 この画像は在来種で、どこにでも見られる沖縄を代表する赤い花(アカバナー)です。 仏前に供えた花としてブッソウゲやグソウ(方言であの世のこと)の花とも呼ばれています。 花は一日でしぼみます。挿し木で増やし、垣根や暴風・防潮のために活用されます。 園芸用に多くの品種があり、多様な色や八重咲きなど800種以上もあるそうです

65 サルスベリ(百日紅)

  中国原産ですが、日本では関東以南から広く分布しているそうです。幹は、樹皮がはがれてなめらかになるところから猿滑りの名があります。この幹にカミキリムシが入ると立ち枯れにします。真夏の盛りに開花しますが、花はピンク色が主流で、紫や白などもあります。冬は、落葉します。実生や挿し木で増やし、中木になります。



 

64 ノウゼンカズラ (凌霄花)

中国原産。ツル状に伸びた枝の先端に多くの花弁をつけます。 塀やフェンスにからませて花を楽しみます。 木になった枝で挿し木したり、脇芽からの株分けでも容易に増やせます。 赤橙やピンク色の花弁で周りのアクセントになります。



a b  

63 キンレイジュ(金鈴樹)

メキシコ原産。ノゼンカズラの仲間はつりがね状の花弁が特徴ですが、 この花も枝の先に垂れ下がるほど黄色の花を多くつけ、まさに黄金の鈴の樹です。 花が終わると鞘に種ができます。鞘がはじけると種は風にのって飛散していきます。
 
キンレイジュ キンレイジュ  


62 ブーゲンビリア

ブラジル原産。沖縄のいたるところで見られる代表的な花。読谷村花でもあり、 公園や住宅周り、盆栽などで彩り際立っています。 紫や白、ピンクなど多くの種類があり、東南植物楽園はこのまつりがあります。 挿し木で増やしますが、トゲがあり扱いは気をつけたいものです。 強壮で乾燥にも耐え、栽培しやすいです。

 



 

 

61 ガマ

日本原産の水辺に生える多年生草で、因幡の白うさぎのスト ーリーに出てくるガマ穂の綿毛で有名です。フランクフルト ソーセージのような穂の茶色部分は雌花で、雄花はその先に ついていて枯れたように見えるものです。生け花に活用されます。 葉や茎はイグサのように簾やむしろ作ったことから別名のミスグサ がついています。読谷村では軍用地内の湿地帯に群落が見られます。  
左:ガマ 中:綿毛のようなり、風にふかれて種が飛ぶ 右:湿地帯に群落するガマ


60 ソケイノウゼン

オーストラリア原産で常緑のつる性低木。 挿し木で増やします。フェンスやパーゴラに からませて楽しみます。適宜摘心をして枝を 多く出させると開花数も増えます。  

左:ソケイノウゼン 右:住宅の塀にからませて暑さよけと緑化を楽しむ

59 ホテイアオイ

熱帯アメリカの原産。水面に浮かんでいる布袋葵は、葉柄が膨れて浮き袋のようになり、 布袋様のようなおなかに似ていてこのような名がついているそうです。池などに浮いて いるのは風情があります。魚のたわむれる水草ですが、繁殖しすぎて害草にもなります。 写真のように湿地帯の泥の中では、膨れた葉柄は少ないです。 ブルーの花は、ヒアシンスに似て英名でウオーターヒヤシンスといわれます。
 
左:ホテイアオイ 右:湿地帯に群生したホテイアオイ

58 インドソケイ

中南米原産。白い花を基調とするが、中心に黄色を含みます。 赤色のベニバナインドソケイとあわせてプルメリアはレイフラワーをつくり、 ハワイでは赤白の組み合わせの妙を楽しみます。 栽培は容易ですが、枝は折れやすいので扱いに気をつけたいです。



左:インドソケイ  右:店舗前グリーンのアクセントとして

 

57 サガリバナ

東南アジア原産で南国に広く分布。夕方から夜明けに咲く花は幻想的です。 おしべが花びらよりも長く、芳香のある花は葉のわきより房状に長く垂れ下がります。 半日陰の湿潤な場所が適地で、実生や挿し木で増やせます。

沖縄では西原町にある内間御殿の樹齢470年以上のサワフジが有名で、西原町商工会は サワフジにちなんだ特産品開発などの地域振興事業を進めています。

花びらの接写と幻想的な花々

 

左: これくらいの木の部分が挿し木に適する 右: 昼間の花びらが散ったサガリバナの木

56 ベニハナインドソケイ

熱帯アメリカの原産。熱帯を代表する花木だけに広く分布し、

公園などに多く植栽されています。挿し木で簡単に増やせます。

本種は赤色を基調としますが、似たものに白花を基調としたインドソケイがあります。

ハワイではレイフラワーとして利用され、有名です。


左:ベニハナインドソケイ 右:読谷村役場前のベニバナインドソケイ
ベニハナ ベニハナ2

 


55 オオバナアリアケカズラ


ギアナ原産で熱帯アメリカに広く分布。 沖縄ではブーゲンビレアやハイビスカスと同様に 街路花木として広く植栽されています。つる状に 伸びることからパーゴラやフェンスにもからませ て利用されます。挿し木でふやし、刈り込んで樹姿を整えます。

 

左と中:八重咲き 右:国道沿いの乱れ咲き
オオバナアリアケカズラ

54 アロエベラ

アフリカ原産の多年草。500種類以上があるといわれ、アロエはユリ科アロエ属の総称。キダチアロエに比べ、
この種は大葉で粘性のゼリー(ゲル)を多く含みます。このゲルにはムコ多糖体といわれるのが、免疫力を高める
ことで知られています。繁殖力旺盛で株分けや挿し木で増やします。
やけど・切り傷・便秘への効果がすぐれていて、民間療法でも活用されています。
アロエを入れたドリンクやヨーグルト・黒糖などが特産品として販売され、化粧品も多く開発されています。

アロエベラのつぼみ



53 フクリンチトセラン(覆輪千歳蘭)

アフリカ原産の多年草。チトセランの中で黄色の縁の葉が覆輪千歳蘭の特徴。乾燥に強く、半日陰でもよく育ちます。沖縄では、横縞模様が虎の尾に似ていることから虎のジュウ(尻尾のことをジュウブという)とよばれています。

仏壇には花の代わりによくいけられ、注水さえ怠らなければ根が出てきます。
「あるある大辞典」でマイナスイオンを多く発生する観葉植物としてTV放映され、脚光をあびています。空気をきれいにするそうです。

左:フクリンチトセラン。
右:住宅の周りに密植されたフクリンチトセラン=トラノジュウ

52 ヒメキランソウ(姫金瘡小草)

生命力旺盛で、ランナーをのばしていくらでも広がります。
開花期には、紫色で一面を覆い尽くします。海岸性の植物といわれますが、
内陸部や半日陰でも繁茂しています。

左:紫色の絨毯を敷き詰めたように
中:街路樹の下草に
右:紫色のアクセント



51 ハリツルマサキ(針蔓柾)

台湾・中国の原産で半つる性の常緑低木。刈り込んで生垣や街路の緑化に利用されます。
海岸にも広く自生していますが、実生や挿し木で増やします。沖縄ではマッコーの名で
古くから親しまれ、特に盆栽では重宝され、はみ出した根や太い幹・枝ぶりを競い合い、
愛好家はその談議を楽しみます。


左:ハリツルマサキ。沖縄でマッコー
中:石灰岩の石垣とシーサーとマッコー
右:石垣のマッコー




50 オオイタビ

台湾・中国に広く分布し、枝から気根を出して壁面に吸着します。ブロック塀などの壁面緑化に活用されます。実はイチジクに似ています。挿し木で増やし、壮健な植物です。手入れを怠ると伸び過ぎて幽閉した造形になりかねません。

左:オオイタビ
中:若葉がもゆる2月のオオイタビ
右:塀にしっかりへばりついて…


クワ科
別名:特になし
方言名:イシマキ・チタ・トンプイ・ガーガー
撮影日:平成17年2月

49 アフリカホウセンカ(阿弗利加鳳仙花)

熱帯アフリカ原産で1年草もしくは多年草。
ともかく色がバラィティーで、草花として栽培しやすいです。わが家でも手間をかけずに咲き誇っています。挿し木や種で増やします。種はパチンとはじけ、ホウセンカと似ています。夏場の開花といわれますが、沖縄では年中咲いている感じです。日陰にも強く、隠花の繁殖力で他の植物を駆逐するために嫌う人もいます。

アフリカホウセンカ


樹木の半日陰で繁殖

48 セイロンベンケイソウ(セイロン弁慶草)

熱帯原産で、冬に鐘型の花が多くぶら下がるように咲きます。
一般的に頑強で栽培しやすく、路地や野によく見かけます。
特徴的なのは、葉から芽の別名があるように水を入れた皿に葉をつけておくと芽が出ます。

 
左:ベンケイソウの花。右:ベンケイソウの苗


街路のベンケイソウ

47 サトウキビ(砂糖黍)

インド地域の原産で多年草。茎の2節ほどに切って夏場や春に植え付けます。夏植えは1年半、春植えは1年程度で収穫します。砂糖の原料となるサトウキビ栽培は、沖縄の基幹産業の作目ですが、近年は労働力の不足や高齢化と経済性の弱さから他の作物栽培への転換が増える傾向にあります。

左:きび穂 右:きび苗

刈り取った茎を圧搾機で汁を取り出し、石灰を加えながら煮詰めて黒糖をつくります。むら咲むら(www.murasakimura.com)や沖縄黒糖(www.okinawa-kokuto.co.jp)で体験学習ができます。黒糖は、カルシュウム・鉄・りん・カリュウムなどのミネラルが多く含まれ、アルカリ性健康食品です。

左:刈り入れのきび畑 右:人力により刈り取られ、束ねられたきび

機械化(ハーベスター)による刈り取り

46 サツマイモ

 熱帯アメリカ原産。中国から琉球に伝播した芋が、薩摩(鹿児島)から全国に広まったといわれ、サツマイモは標準和名です。鹿児島では「リュウキュウイモ(琉球芋)」、沖縄では「カライモ(唐芋)」といわれ、中国から伝わったということが呼び方でわかります。中国では漢名で「カンショ(甘藷)」です。

左:紅芋の花(備瀬1号)
右:紅芋畑


 読谷村(よみたんそん)は紅芋の産地です。紅芋は、甘藷の品種をさしているのではなく、皮が赤く中身が紫の甘藷は「宮農36号」、皮が白く中身が紫は「備瀬1号」のことで、この2種類以外に近年は「沖夢紫」などを含めて総称しています。抗酸化物ポリフェノールの多く含まれる紅芋に着目し、読谷村は「紅芋でむらおこし」を標榜し、紅芋による産業化を推進しております。下が好評です。
野国総管(のぐにそうかん、北谷間切野国村出身…現在の嘉手納町野国)は、イモ(甘藷)を中国より持ち帰り、儀間真常(ぎましんじょう)の尽力もあり、琉球国に広く伝播普及させたことで飢饉から免れた恩人として名高いです。そのことを称えるために読谷には喜名・長浜・親志・古堅などに石碑が建てられています。

 

 隣町の嘉手納町では、野國總管 甘藷伝来400年祭が行われています。

ふかした紅芋




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