沖縄・読谷(ヨミタン)の花 野波棟美夫

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写真はことわりがない限り、野波棟美夫(のは とみお)氏の撮影になるものです。
地図【読谷は那覇から30キロ、車で1時間の所です。】
沖縄・読谷(ヨミタン)の花 目次    読谷村商工会


◆センダングサ(栴檀草)  (#1,2004年3月31日)    

沖縄のどこにでも見られる代表的な雑草で、開花は秋が最盛期ですが年中咲いています。

種は、衣服にしつっこくつくので、ハンチューヤーマという呼び方もあります。

若葉は、おひたしやてんぷらにして珍味が楽しめます。

*ハンチューヤーマ:ねずみ取り。ハンチュンは、「はじく」、ヤーマは「機械」


家畜の飼料としても利用されています。


またこの花からできた蜂蜜は逸品です。

問い合わせ先→電話098-958-3797、真嘉比朝考(マカビ チョウコウ)さん



アワユキセンダングサ(泡雪栴檀草)

科目 : キク科センダングサ属

方言名:サシグサ 宮古ではムツウサ
 


◆ムラサキカタバミ(紫片喰) (#2,2004年4月7日

ムラサキカタバミは、沖縄には、中国から約150年前に導入されたといわれる南アメリカ原産の帰化植物で多年生草です。


6月から10月頃までは休眠するが、秋から春にかけ繁茂し薄紫色の可憐な花をつけ、食べると酸味があります。


ところが、農家にとっては強害草です。多数の隣茎があり、これが繁殖し離散しやすいため完全に防除することが困難です。


紅芋畑では、これが繁茂すると不出来になり、シーチュン(侵入して思わしくない状況になること)といいます。


ムラサキカタバミ(紫片喰)

科目:カタバミ科 カタバミ属

方言名: ヤファタ


ノアサガオ(野朝顔) (#3,2004年4月27日)

野山に広くみられるつる性の多年生草です。他の植物に這うように伸び、木にからまり覆いつくすこともあります。ラッパ状で朝顔によく似た青紫色の花が、年中咲いています。

葉はハート型で芋の葉に似ていて、(ヤマ)の芋の葉(カンダ)という意味から方言でヤマカンダと呼ばれています。


家畜がよく食べる草です。




ノアサガオ(野朝顔)

科目:ヒルガオ科属

方言名: ヤマカンダ


テッポウユリ(鉄砲百合) (#4,2004年4月29日)

ユリ科の仲間は、多彩な色と矮小化された品種など、数多くあります。右は、野山に広くみられる多年生草で、強い芳香があります。


鉄砲百合の由来は、花形が昔のらっぱ銃に似ているところからいわれています。



沖縄では、国道58号沿線の許田から名護の間や伊江島のリリフィールド公園が有名で、墓参りのシーミー(清明祭)からゴールデンウィークの時期が見頃です。


読谷村では残波岬や世界遺産群の座喜味城跡の周辺でも見られます。



テッポウユリ(鉄砲百合)


ユリ科  

方言名: ユイ、ユーガバナ 



ノアザミ(薊) (#5,2004年5月12日)

可愛い綺麗な花にはトゲがあるとは、よくもいったりです。葉っぱ全体のトゲがきつく、素手で触れることは気をつけましょう。海岸や野山に多く自生しています。


利尿・解毒・健胃などの薬効があり、根には血圧降下作用物質が含まれているとのことです。


ゆでることでアクが抜け、トゲも気になりません。てんぷら・和え物などに利用できます。




ノアザミ(薊)

キク科 


クチナシ(口無し) (#6,2004年5月14日)

高さは5mにもなり、強い香りの花をつけます。和名の「口無し」は、果実の割れ口ができないことからいわれております。実は黄色の染料になり、またメジロが好んで食べます。


方言でカジマヤーは風車のことで、花の形が風車に似ていることにちなんでいます。長寿県沖縄では、数え年97歳には「カジマヤー」という盛大なお祝いをしますが、この時に子供のおもちゃである風車を持って集落をパレードする風習があります。


渡哲也さんの「くちなしの花」は大ヒットしました。



アカネ科  

方言名:カジマヤー


◆ギンネム(銀合歓) (#7,2004年5月19日)

沖縄のいたる所に繁茂していて、低木から5mの高木まであるマメ科の潅木です。花ひとつから約10本のサヤができ、その中に20個の種があり、200個の種子ができる生命力旺盛な帰化植物です。


夜になると葉をたたむので、眠る(ニブイ)木(キ)と呼んでいるのでしょう。


ミモシンという毒素が含まれ、牛などに多く与えると毛が抜けます。


たんぱく質やカルシュウムの栄養素を多く含むだけに、健康食品への実用が期待されているところ、アクを除去する発酵技術が開発されました。抗酸化商品「発酵ギンネム茶」がそれです。



下に、ぎんねむ(銀合歓)と醗酵ぎんねむについての情報があります。

www.rbr.co.jp 琉球バイオリソース


ギンネム(銀合歓)

マメ科

方言名: ニブイギ


◆ノゲシ(野芥子) (#8,2004年5月26日)

古来からの帰化植物とのことですが、世界中に分布するそうです。


黄色っぽい花をつけます。見るからにとげ状の葉がありますが、さわっても痛くありません。


葉はケシ(芥子)に似ていることからこの名称があります。


方言でオーファとは葉野菜のことですが、うさぎなどが好んで食べる草です。


ノゲシ(野芥子)

キク科

方言名: マーオーファー


キンレンカ(金蓮花) (#9,2004年6月2日)

南アメリカ原産の一年生草ですが、沖縄では宿根草(しゅくこんそう)として野にも自生しています。

*宿根草(しゅくこんそう):冬は地上部は枯れ死するが、春には再びせいちょうする草


可憐な花のわりには大きな種ができ、実生(みしょう)や挿し木でも増やせます。花壇用にはいろんな種類があり、一重咲きと八重咲きがあります。

*実生(みしょう):種から発芽、生育する植物


葉が蓮に似ているため、この名があります。暑さには強くないため、沖縄では冬に咲き、5月には見ごろが終わります。この写真は、咲き誇った後のなごりのひとコマです。
(2004年5月)

キンレンカ(金蓮花)

ノウゼンハレン科

キンレンカ属

方言名:(不明)


グラジオラス (#10,2004年6月9日)

球根植物で、種類も花色も多いです。写真の赤い花は沖縄の野山に自生するもので、背丈が高く大柄ですらりとした姿はすぐ目につきます。


4月・5月の頃は、自生する百合と組み合わせて生花にも用いられます。



子供のころは、花弁の奥に蜜を含むのを多く集めて、甘さを楽しんだものです。


球根には、多くの幼球がついており、畑に蔓延すると農作物に害があり、農家からは嫌われます。

グラジオラス

アヤメ科

方言名:(不明)


ゲットウ(月桃) (#11,2004年6月16日)

沖縄では、ムーチーの日(旧暦12月8日)に餅(ムーチー)を包むのに使われる葉(カーサ)でよく知られています。


祖先崇拝の強い沖縄では、この葉に包んだ餅を仏前に供え、子供の健康を祈願します。また、子供の年齢数の餅を仏壇前や軒下につり下げる風習もあります。


清明祭(シーミー…墓参りのこと)の頃からランの花に似たきれいな花が咲き、秋に橙色の実をつけます。



ポリフェノールを多く含む抗酸化植物として注目され、お菓子や沖縄そばなどに練り込まれ、また薬品・化粧品も開発されています。


また、防虫効果としての抗菌作用があり、内装材料や和紙(月桃紙)などにも広く活用が進められております。

鰍ィ菓子のポルシェ
www.beniimo-kasi.co.jp

【「お菓子のポルシェ」は、読谷村にあります。2002年度沖縄県、および沖縄県経営者協会から、独創的な商品開発をおこなったとして、「ビジネスオンリーワン賞」を授与されました。】

日本月桃梶@www.gettou.co.jp



ゲットウ  (月桃)

ショウガ科

方言名: サンニン、ムーチガーサー

  

   


シロツメクサ(白詰草) (#12,2004年6月23日)

クローバーの名で知られたヨーロッパ原産の帰化植物です。江戸時代にオランダからガラスの器を運んだとき、割れないように詰め込んだとされることから詰め草の由来があるといわれております。


ミツバチが、蜜を求めて好んで集まります。白い花が咲くころ、沖縄でも生暖かさを迎えます。この写真は、遅咲きのひとコマです。牧草として栽培されたものが野生化して広がりました。



シロツメクサ(白詰草)

マメ科

方言名:(不明)


ニチニチソウ(日々草) (#13,2004年6月30日)

一年草ですが、沖縄では宿根草として年中咲いています。


ピンクと白色があり花壇にも植えられますが、種が放散して野にも多く自生しています。この花やキョウチクトウにもつく親指大の蛾の幼虫の食草です。


本土では、仏花として用いられるそうですが、沖縄では耳にしません。


 


ニチニチソウ(日々草)

キョウチクトウ科

方言名: (不明)


アメリカハマグルマ (#14,2004年7月7日)

熱帯原産で、昭和50年頃に導入された比較的新しい品種です。多年草で成長が早く、地被植物として道路緑化に広く利用されています。


挿し木でふやし、乾燥にも強く萌芽力も旺盛です。マンションのベランダから懸垂させたり、斜めに広く削られた道路壁面に小さな菊のような花が一面に咲きほこる様は壮観です。



アメリカハマグルマ

キク科

方言名:(不明)

   


ランタナ (#15,2004年7月14日)

中南米原産で、琉球王朝時代に持ち込まれたといわれる潅木です。


葉は向い合ってつき(対生)、花はまわりから中央に向けて開花し、始めは黄色ですが、後に橙色、そして赤色に変化します。


それで、七変化(シチヘンジ)と呼ばれます。手で触ると臭いがあり、方言では臭い木としてクサレギと呼ばれるのでしょう。


花には、アゲハチョウの仲間がよくきます。多くの花色があり、街路にも広く利用されています



ランタナ

クマツヅラ科

方言名:クサレギ、ヒチヘンジ


モモイロ ヒルザキ ツキミソウ(桃色昼咲月見草) (#16,2004年7月21日)

北アメリカ原産の帰化植物で、大正時代に導入されたそうです。


この仲間は、夕方から朝方に咲くので「待宵草」や「月見草」の名がありますが、写真の品種はピンクの花で昼咲きのためこの名がついています。


しぼむと赤がみかった色になります。花壇に植えられたものが野生化し、道端などでよく見かけます。


繁殖力が旺盛で、一面に咲くときれいですが、畑に入り込むとなかなか除去できません。






モモイロヒルザキツキミソウ
(桃色昼咲月見草)

アカバナ科  

方言名: (不明)


クワズイモ(食わず芋) (#17,2004年7月28日)

半日陰のところに自生し、大きなハート型の葉が特徴です。赤い実は妖艶な感じがします。


サトイモに似ていますが、名前の通り食べられません。


汁に触れるとかぶれますので注意が必要です。大きな葉は、キャベツなどの幼苗を畑に定植する際に活着するまでの乾燥を防ぐため、日よけの覆いとして使われました。


近年は鉢植えにされ、観葉植物として室内装飾に活用されております。


          

クワズイモ

サトイモ科

方言:ハチコーウムイーゴーガーサ

   


ホウセンカ(鳳仙花) (#18,2004年8月4日)

インド原産の一年生草。園芸用は多種類の花色があり、八重咲きもあります。


種は、触れるとはじけることから、花言葉は「
Touch me not」、私に触れないでといわれております。

沖縄の代表的なわらべうた「てぃんさぐの花」はホウセンカのことです。

 ・・・ ティンサグぬ花や爪先に染めて 親の寄せ言(教訓)肝(心)に染めれ・・・

<鳳仙花を爪にそめるように、親の教訓は深く心に染めて肝に銘じなさい>という意味です。


「てぃんさぐぬ花」 はウチナーで一番有名な童謡です。民謡、ジャズ、歌謡曲にアレンジされ20種類以上あります。

*てぃんさぐぬ花 【曲】


薬理効果も高く、抗アレルギーや抗かゆみ作用アトピー性皮膚炎などに対する抑制効果や保湿効果での化粧品への応用がすすめられています。


ホウセンカ(鳳仙花)

ツリフネソウ科

方言:ティンサグ


ノボタン(野牡丹) (#19,2004年8月11日)

常緑低木で、葉や茎に剛毛が生え、赤土の酸性土壌を好みます。


沖縄では主に北部の野山に自生していますが、読谷村では座喜味城跡周辺に多く見かけます。特徴のある紫色の花は茶事の生花にも用いられ、野趣があります。

*沖縄本島の中の読谷 地図


ハワイでは、街路に植えられ、プリンセスフラワーの名で親しまれているそうです。



実は食べられますが、口の周りが紫色に染まります。


ノボタン(野牡丹)

ノボタン科

方言:ハンケータブ


ヤナギバルイラソウ (#20,2004年8月18日)

メキシコ原産の多年生草で、高さ50pくらいまで伸びます。

薄紫色の花びらは、可憐ですが、花弁奥の濃い紫の様とあいまって隠花植物にも見えます。

繁殖力旺盛で、空き地や道路沿いの石垣の間などによく見られ、沖縄では通年で開花しています。

 

ヤナギバルイラソウ

キツネノマゴ科

方言:特になし


タンポポ(蒲公英)  (#21,2004年8月25日)

多年生草の帰化植物で400種を越すともいわれますが、この西洋タンポポを多く見かけます。子供の頃に最初に覚える花で有名です。


英語名の
dandelionは「ライオンの歯」で、タンポポの葉の縁がギザギザなので似ていることからいわれております。


花が終わると綿毛についた種ができます。綿毛を一息で吹き飛ばすと恋が実るそうですが、試してみませんか。ちぎると乳白色液が出ます。


強い苦味は、健胃や解熱、消炎、利尿などの薬効に用いられるとのことです。


 

タンポポ(蒲公英)

キク科

方言:特になし


イジュ(伊集) (#22,2004年9月1日)

うりずん(初夏)の頃、新緑の山一面に白い花を咲かせて風情があります。


20mの高木になり、やんばる(沖縄県北部一帯の呼称)に多く見られますが、沖縄市の山内が南限といわれ、読谷村では赤土の山などに自生しているのを見かけます。


蜜蜂が好んで集めるこの花の蜜は、定評があります。


イジュの花にからめたおすすめの歌があります。雨にけぶるこの花の咲く頃に身内の出征した悲しいことを中頭病院の宮里善次院長が作詞作曲し、「伊集の花」としてCDアルバムに収めました。弟の宮里てらしさん率いる「源天」がライブで披露しております。



*居酒屋ライブハウス源天 電話098−978−7876


 

イジュ(伊集)


ツバキ科

ヒメツバキ属

方言:イジュ


カタバミ(片喰) (#23,2004年9月8日)

雑草としてどこでも見かけます。黄色い5弁の花をつけ、さやは触れると細かい種が勢いよくはじき出ます。茎は酸っぱい味がします。葉は、ハートのとがった方が3枚合わさった形です。


にわとりが好んでつつきます。ウサギなども好物です。



寄生性皮膚病の薬利作用があるそうです。

 

カタバミ(片喰)

カタバミ科

方言:特になし


ニトベ カズラ (新渡戸 蔓)  (#24,2004年9月16日)

ぶどうの木に似たつる性で、地下に塊根をつくります。我が家にも植栽してあり実生やさし木で増やします。パーゴラやフェンス・塀などにはわせて利用されることが多く、開花期は6月から9月でピンクの花はきれいです。


和名は元台湾総督府にいた新渡戸稲造博士を記念してつけられたそうです。


メキシコ原産ですが、沖縄の冬でも寒くなると落葉します。


*新渡戸稲造の世界


ニトベカズラ

別名 朝日かずら

タデ科

撮影日 平成16年8月


ベニツツバナ (#25,2004年9月23日)

年中開花し、ラッパ状の紅の花弁にアゲハチョウが蜜を吸い出す様は風情があります。我が家にもあり、根元からよく分枝し、直立して2mくらいになります。


挿し木で簡単に繁殖しますが、半日陰でもよく育ち、強く剪定しても旺盛に芽を出し、生命力の豊かさを感じます。


ベニツツバナ

キツネノゴマ科

方言名 特になし

撮影日 平成16年8月


◆ヒガンバナ(彼岸花) (#26,2004年9月30日)

中国原産で、花の名前のとおりに秋の彼岸に開花します。季節感の乏しい沖縄でもこの花を見ると秋を意識します。


球根で増やし、まだ葉のない時に花茎を長く出し、その先端に写真のような朱の花を10個くらいつけます。


その様子は派手で、妖艶で、けがれの気があるともいわれます。それで祝儀には嫌われますが、仏前には利用されます。



ヒガンバナ(彼岸花)

ヒガンバナ科

別名:曼殊沙下(まんじゅしゃげ)

撮影日:平成16年9月


◆ムラサキヤハズカズラ (#27,2004年10月7日)

アフリカ原産で生育旺盛。周年咲き続ける青紫色の花で、半日陰でもよく育ちます。

木質化した枝を挿すと簡単に増やせます。生垣などで樹形を保つためには、よく刈り込んだ剪定が必要です。


よく似たものにコダチヤハズカズラがありますが、花の表面に毛があり、白いがく弁が長いので区別します。




ムラサキヤハズカズラ

キツネノゴマ科  

別名 ツンベルギア

撮影日: 平成16年7月


タマスダレ (#28,2004年10月14日)

メキシコ原産で、下草や花壇の縁どりなどによく利用されます。本土では秋が開花期といわれていますが、沖縄では7月から見られ、彼岸花と同じく9月に最盛期をむかえます。


花の部分をタマに、葉の並んだ様子をスダレに例えてタスダレの由来があります。球根で増やし、寄せ植えの密植状態にすると映えます。花は一日でしぼむのが残念です。白色以外に、昨今は黄色やピンク色も見かけます。類似種にサフランモドキがあります




ヒガンバナ科    

撮影日 平成16年9月


トウガラシ(唐芥子・唐辛子) (#29,2004年10月21日)

南米原産で多くの種類がありますが、観賞用と香辛料や食用のものに大別されます。観賞用の五色唐辛子は、熟すると緑から紫、黄色、橙、赤と順々に変色するところから名前のとおりです。


写真は島唐辛子で、よく分枝し、赤い実をつけます。子供の頃、いたずらガキが相手の唇に激辛な赤実を塗りつぶし、大騒ぎしたことがあります。この実を泡盛につけたのを沖縄そばなどの香辛料として一般的に用います。昨今は沖縄の特産品として人気があります。


方言コーレーグースーは、「高麗薬」に由来します。
 

トウガラシ(唐芥子・唐辛子)

ナス科

方言:コーレーグースー

撮影日:平成16年9月

  

      


モミジバヒルガオ (#30,2004年11月4日)

熱帯アメリカ原産で400種以上も広く分布しているそうです。葉は5〜7枚に切れ込んで、モミジの葉に似ていることから和名がついています。


沖縄には台湾から導入され、タイワンアサガオの別名があります。周年、薄紫色の花が咲きますが、今の時期は花数が少ないです。パーゴラやフェンスなどをつたで覆い尽くし、壁面緑化にも活用されます




モミジバヒルガオ

ヒルガオ科

別名:タイワンアサガオ  

撮影日 平成16年11月



やがてブロック塀全体を覆い尽くしそうなアサガオ


ススキ(薄) (#31,2004年11月18日)


株束になったススキ


ススキ(薄)
イネ科
別名  : 茅・萱(かや)、尾花
方言  : ゲーン
撮影日 : 平成16年11月
 
 東南アジア原産、全国に広く分布しています。秋の7草のひとつで、季節感の素材として生け花にもよく取り入れられます。
 大型の多年草で、根茎が束になり株部をつくります。種がとれた穂・茎はホウキがつくれます。ススキで葺(ふ)いた茅葺きの家は、50年ほど前までは主流でしたが、ほとんどがコンクリート造りの建物になった現在は、文化財的なことで残されいる程度です。
 牛などの草になりますが、堆肥づくりの資材としても重宝されます。




背景は「象の檻」

  
米軍の通信施設で巨大なケージを通称「象の檻」と呼んでいる。


オオハマボウ (#32,2004年11月25日)
       
ゆうなの花

6月から9月までに咲き誇るが、この花は時季遅れのもの


アオイ科
別名:シマハマボウ
方言:ユーナ・ユーナーギー・カーサギー
撮影日:平成16年11月


熱帯アジアに広く分布するとのことです。沖縄では、海岸部や川岸付近に自生しています。黄色い花は、後で橙色になって散ります。沖縄の愛唱歌「ゆうなの花」は、「芭蕉布」とあわせて有名です。昔、ハート型の広い葉はお尻を拭うのに利用されたそうです。実生や挿し木で増やし、街路樹や防潮林、盆栽などに広く活用されています。
 


*花以外に、読谷の風景のご紹介もおこなっていきます。


平和の森球場横のゆうなの木(左側の茂み)


奥の建物は読谷村文化センター手前は不戦の誓いの碑
 
      
不戦の誓いの碑
 


サンダンカ・スーパーキング (#33,2004年12月2日)

陽を浴びたサンダンカ・スーパーキング


        サンダンカ・スーパーキング
        アカネ科
    別名 :スマトラサンダンカ
    方言 :なし
    撮影日:平成16年11月
 
 
   カロリン諸島の原産で、サンダンカの仲間では最も大きな花です。
  夏場に満開する様は豪華です。黄色い品種もあります。挿し木で増やし、
  酸性土壌を好みます。街路や公園、生垣などに活用されています。



 
 
  
   読谷村文化センター前のサンダンカ

  
   
    読谷村文化センターは読谷村の文化催事の殿堂
    読谷村出身のキロロも度々のこちらで公演した。


ニンニクカズラ (#34,2004年12月9日)

        
     ノウゼンカズラ科
     別名:ガーリックカズラ
     方言:特になし
 


  アルゼンチンの原産でつる性の常緑低木。名前は、花や葉を砕くとニン
ニクの臭いがすることに由来します。花は当初濃いピンクですが、次第に薄紫色や色あせて白っぽくなってきます。挿し木で増やせます。9月から12月までの開花期で、生垣やパーゴラ、フェンスなどにからませて華や
かに彩ります。
 
      
      ニンニクカズラ



    
     ブロック塀の上にからまったニンニンクカズラ
       (チョッとわかりにくいかな…)
     背景は「かじゅまる」の木
 
    

     ガジュマルの木に囲まれて、今では民家を改装した希少価値のある
     セメント瓦屋根の粋な店「Mintama Ristorante」(電話098−9
     58−6286)がある。泡盛・ワインが飲めて、イタリアン料理
     がおいしい。
      


◆カンナ (#35,2004年12月16日)

       
   カンナ科
   別名 : 檀特(だんどく)
   方言 : なし
   撮影日: 平成16年11月
 



 インドの原産で多くの花色があります。本土では春植えの球根ですが、
 沖縄では宿根草で、夏の盛りを過ぎてもまだ咲いています。
 花色はいろいろあり、花弁が大きく花壇でも豪快さが際立ちます。
 大きな葉は、竿などにくくりつけて蝉を捕ることができます。
 
    
 
   
 
  

      路地に咲いたカンナ




      残波岬入り口の沿道のカンナと石碑
     めんそーれ   
    花と文化の里
     読谷村 
 


リュウキュウハギ (#36,2004年12月23日)

マメ科
別名:特になし
方言:特になし
撮影日:平成16年11月
 


本土の萩は、秋の七草のひとつで落葉低木。しかし、琉球萩は落葉せず、花弁も大きいです。

赤紫色で蝶のような花弁です。株分けや挿し木で増やします。


垂れ物として鑑賞され、なびく姿が楽しめます

メモ:今回はjpg(ジェイペグ)ではなく、gif(ジフ)で保存しました。gifは、イラストなどを保存するための画像ファイルの形式です。色数が最大 256 色なので、写真のようにたくさんの色が混ざった画像を保存するには向いていませんが、今回はひとつの実験です。







ムラサキオオツユクサ (#37,2005年1月20日)


  
  ツユクサ科
  別名:紫御殿
  方言名:特になし
  撮影日:平成17年1月
 

 メキシコ原産の多年生草。株全体は濃紫色であることから花壇でも目立ち、他とのバランスで面白い配色ができます。

 挿し木や株分けで増やします。薄紫の可憐な花をつけ、本来なら夏場が開花期ですが、沖縄では今ごろでも花が見ることができます。
 
 






石や他の花との配色でアクセントになる


◆ムラサキオモト(紫万年青)(#38,2005年1月27日)

  
  ツユクサ科
  別名:ナンバンオモト
  方言名:特になし
  撮影日:平成17年1月
 



 メキシコ原産。葉の裏が紫色なのでこの名の由来があります。

 株分けや挿し木で増やします。貝の合わさった状態の包葉があり、 そこから白い花が咲きます。






 石組みやお花畑のユニークな色合いに


◆ツワブキ(#39,2005年2月3日)

キク科
方言:チーパッパ
撮影日:平成17年1月



 関東以南の各地に自生する常緑多年生草。名前の由来は、葉が丸くフキのように見えて光沢があり、つやがあることから「ツヤブキ」の意味から転訛した説があります。


 黄色の花は、10月から2月にかけて咲き、花が終わるとタンポポのような綿毛の種ができます。与那城町の花でもあります。


 食用には、若い葉柄を灰を入れて茹でてアク抜きをしてから煮物やおひたし、和え物、てんぷら、カレー煮などにします。

 薬用には、葉をよくもんで打撲、できもの、切り傷、湿疹につけます。青葉の強い臭いがあり、これはヘキセナールという強い抗菌作用があるとのことです。



野趣のあるツワブキは園芸にも活用



 道路沿いのシーサーとの組み合わせで
 植栽されたツワブキ


モンパノキ (#40,2005年2月17日)

モンパノキ
ムラサキ科
別名:ハマムラサキノキ  
方言名:スーキ ・ ガンチョウギー
撮影日:平成17年2月
 

 東南アジア原産。海岸沿いや岩場に自生し、潮風に強い耐性があります。厚みのある葉は光沢があり、肌触りがよいです。そのためかモンパは「紋羽」にあて、優れた生地に似た名前の説があります。沖縄では、この材で潜水眼鏡の縁に利用されます。それでガンチョウ(めがね)ギー(木)と呼んでいます。

 樹形が整うので盆栽・庭園・街路などに活用されています。葉は魚毒やハブクラゲの解毒に利用されます。




この水中めがねはモンパノキでは作られていないが、このようなデザイン で昔からあるので例示した。




モンパノキ




松の幹に似たモンパノキ




読谷村役場前のモンパノキ


 

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