ニッパチ(2・8)の法則のページ:桑原政則

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この世の万象は、かたよった分布をしています。重要な2割が全体の8割を制することが多いようです。結果の8割は原因の2割から生じるようです。パレートの法則といわれます。取るに足らない多数よりも重要な2割に的をしぼることも必要です。ニッパチについて考えてみます。


 

◆仕事の2割が、8割の成果を生み出す

仕事にも濃淡、アクセントがあります。1日の仕事の2割が、成果の8割分を生み出します。その他の8割の仕事は2割の成果しか生み出しません。

◆職場の仕事は8割の力ですます

職場の仕事は8割の力ですまします。2割の余力を残して、帰宅したらすぐ自分の仕事に取りかかります。着替えをしません。着替えるとくつろぎモードに入って緊張感がなくなります。着替えは一仕事終えてからです。

ウイークエンドにも2割の余力を残しておきます。職場は組織人教育はしますが、個人の資質を伸ばしてはくれません。専門職業人は、しっかり自己開発の時間とエネルギーを、職場外にとっておく必要があります。自分がのびると職場にも大きく貢献するようになるものです。*知識社会ではSJTが日課になる

◆職場で2割の時間は好きなことを:グーグル社

Google社では、社内で自分の好きな仕事、研究に2割の時間を費やすこととされています。その仕事、研究は、会社の仕事とは関係がありません。Google社の強さの秘密はこんなところにもあるのかもしれません。

◆クラスでは、2割の学生がクラス活動、発言の8割をする

大学のクラスやクラブ活動では、2割の学生が発言の8割をし、活動の8割をします。この2割がうまく活動すれば、クラスはかがやきます。最近の特長は、この2割の行動力、発言力、積極性が低下してきていることです。2005年4月14日


◆航空会社の乗客の2割が、売り上げの8割を占める

航空会社の乗客の2割が、売り上げの8割を占めます。航空会社は、この2割の乗客を固定客にすべく努力します。 2005年4月13日


◆2割のメンバーで全体を主導できる  

集団の中であることにしっかりした情報、意見をもっている人はせいぜい2割です。

30人の2割は6人です。6人の内1人が議長になるとすると、残りは5人です。

5人の内3人をとりこめば、集団の方向を主導できることになります。
民主主義の、これが実体です。 2005年4月7日

◆コンビニでは、2割の商品が、売り上げの8割を占める

コンビニでは、2割の商品が、売り上げの8割を占めます。 最先端のposシステムの中にも、ニッパチの法則がプログラムされています。

コンビニでは、各商品の売上状況をチェックしながら、売れ具合に応じてA、B、Cのグループに分類して、業務の効率化をはかっています。これを「ABC分析」手法といいます。

グループ分けの過程で、採用されているのがニッパチの法則です。Aグループの商品が売り上げの8割を占めることになります。 2005年4月1日


◆仕事の完成度は、まずは8割でよしとする

完全をめざすと、時間は無限に必要です。完璧を期すと仕事はおわりません。perfectionist(完全主義者)とは、結局何もしないしない人のことです。

*オー・ヘンリーの『最後の一葉』の老人もそうでした。

よほどのことをのぞいて、まずは8割でできあがりとします。原稿も一応完成したら、漬けておきます。
その後散歩に出たり、泳いだりしますと、校正箇所や新しいアイディアが自然に浮かんできます。漬け物と同じで寝かしておくと、いい味になってきます。

未完成のままでは、修正点は見えてきません。完成させることが大事です。ハイテク社会では、修正が楽になり、改稿もたやすくなりました。とりあえずは、「8割のデキでよし」とします。2005年3月24日

◆2日かかる予定のデスクワークは8日かかる  

重いデスクワークに関しては、2日かかる予定のものは、8日かかってしまいます。
したがって、2日かかると思ったら、8日の期間を用意しておくことが必要です。

重い仕事をしようとすると、かかる前にものを片づけたり、他の仕事をしたくなるものです。
学生時代、試験勉強の前に無性に整理にはげんだことがあると思います。一種の退避行動です。

溶鉱炉になかなか火はともらないものです。たっぷり前倒しに時間をとって、準備をします。

大事なことは、まず始めること、「まず、着手」です。

仕事がすべり出すと、2日のデスクワークは8日かかることがわかってきます。2005年3月17日