桑原政則 研究室桑原政則の広場

海外の旅術の川柳 

1996年作
成長  

《旅にでて またひとまわり 成長し》      


海外の旅にでると、自立心が高まり、決断力がつくようになる。海外の旅は、
自分を強く大きく する修行でもある。
自分発見
《旅にでて 己が何か よくわかり》

外国に行くと、日本、日本人についての新しい発見ができるものだ。日本人とは、つくづく、完全を好む世界の職人だな、とわかったりする。また、外国では、
新しい自分、ほんとの自分を発見 できるものだ。
ちがいを体感
《異国にて 違った価値観 わかりあい》

東西の冷戦の終結後、種族対立、民族紛争、宗教戦争、外国人排斥がめだってきている。共生のためには、「寛容」が時代のカギである。そのためには、若者が旅行し、
ちがった生活や価値観を体感することが重要 である。日本はとくにアジアから学ぶ必要がある。
かたこと
《かたことを 話してみたら ニーコニコ》

文法にこだわらず、
キーワードを大声で はっきり言えば、通じることが多い。「バスの駅はどこですか?」は、Bus, this way?と指をさせばよい。バスの現地語がわからなければ、絵をかけばよい。 メモカードを常に携行 し、筆談を多用する。とくに漢字圏では有効である。ジェスチャーもおおいに役に立つ。

ほんのちょっぴりの現地語を話すだけで、相手はその努力を認めてくれ、ニコニコし、心を大きく開いてくれるものだ。

空港
《空港で 寄ってくる人 要注意》

空港で日本語で話しかけてくる人には、注意が必要。うまいことをいってだます人が多い。空港やホテルの回りには、
善意の客引きはいない 。人の善意を信用せず、名前を呼び掛けられても、それは荷物の名札を見てのことゆえ、信用せず、はっきりとThank you. I’m fine. No problem.とことわる。
荷物はひもで
《複数の 荷物はひもで 結わえよう》

複数の荷物は、紐で結わえておくと、盗難にあう率が少なくなる。ひもの代わりに目立つ色のバンダナでもよい。空港などで待っているときは、
小さな荷物は股に はさみこむのも一法である。
ガムテープ
《ガムテープ ドアに貼り付け 一安心》

ガムテープは、不用心なゲストハウスのドアの内側に貼り付ける。その他、クーラーが強すぎたりする場合には、新聞紙を排気口に当てるのに用いたり、列車の壁に地図をはり、通過地点を確認するのに使えば便利である。芯を抜き取って
ぺしゃんこにして 持参しよう。
早起き・昼寝
《旅のコツ 早起き・昼寝で 二日分》
 
早起きをし、ちょっとした昼寝をすると、気分が爽快になる。1日が2日に使える。
熱いお茶
《熱いお茶 飲んでからだを すずやかに》

熱いものを飲むと体があたたまるが、しばらくすると涼しく感じてくる。ちょうどふろに入ったあと、涼しく感じるようなものである。逆に、冷たいものを飲むと、体が冷えるので、かえって外の空気を熱く感じてしまう。暑い国では、冷たいものを、極力ひかえよう。
下痢とカゼ
《下痢とカゼ 旅の興味が 半減し》

暑いところで、下痢や夏風邪におそわれると、体力の消耗が激しく、旅を続ける気力が失せてしまう。ストレス、睡眠不足、過労に注意しよう。
異国では想像以上にストレスがたまっている ものだ。辛いものを食べ過ぎても、下痢になる。

下痢のときは、ものを食べない。おなかを暖める。 熱いお茶などをのむ。 冷房を使わない。バナナでがまんする、といった対策をとろう。

外国では、のんびり、ゆったりすごしているつもりでも、ストレス、疲労がたまっているものである。よくばらないで、あせらずに一日をすごそう。

 毎日体調を考えながら、食事のバラエティーを楽しもう。好きなもの、同じものを食べ続けると、健康をそこなうもとになる。毎日体調に合わせてちがった果物を食べよう。果物は薬である。

便秘
《便秘には パパイヤ、ビール 水にイモ》

便秘の時には、パパイヤが消化を助けるのでよい。またビールには少量の下剤が入っているので、寝る前に飲むとよい。
起き抜けに水やアップルジュース もたくさん飲むのも一法である。イモは繊維質を多く含むので、おなかの掃除機となる。
アルコール
《飲みすぎず ゆったりすごして リフレッシュ》

外国では、のんびり、ゆったりすごしているつもりでも、ストレス、疲労がたまっているものである。アルコールも、つい飲み過ぎてしまいがちである。控えめひかえめにして、ゆったり毎日を過ごそう。
洗濯
《洗濯は 汗とるために すすぐだけ》

旅も日数を数えるにつけ、けだるくなってくる。小さい洗面台で洗剤をつかって、丁寧に洗濯をしたり、すすぐのが、わずらわしくなってくる。水も思うように出てくれない。汗をとるだけにすれば、すすぐだけでよかろう。どうせバックパッカーじゃないか!
大都市
《排気ガス ストレス、騒音、高物価 大都市からは逃げるにかぎる》

大都市では、車がこみ、排気ガス、騒音、人いきれで体調をこわしやすく、旅向きではない。人が冷たく、物も高い。犯罪も多い。大都市よりも、ひととのふれあいやひとときのいこいを求めて、
小さな町へ早く行こう
物売り
《物売りは まとわり、ふっかけ つりださず》

ベトナムのホーチミン市の物売りには、悪質なのが多い。子供だと思って、なめてかかってはいけない。ビアホイという生ビールを飲んでいるところに、5、6歳の女の子がガムをしつっこくうりにきた。断り続けると、テーブルの落花生を勝手に食べ始め、店の女の子が制止してもきかず、帰り際には落花生のからを口からこちらにとばして立ち去っていった。

物売りには。「How much」とききながら、メモ用紙を渡し、値段を書いてもらう。お釣りをもらう必要があるときには、お釣りを出すまでこちらのお金はしっかりにぎりしめておく。かれらは、外国人と見ると、平気で10倍ぐらいはふっかけてくる。

相場がわからない場合は、2、3人きいてから、買った方がよい。

 

                                 

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