| 観光を考える 目次 :桑原政則 |
| トップ |
|
〇旅の格言 #1 (#1,2005年2月18日) |
|
| ▼ 「若いとき、旅をしないと、年とってからの物語がない。」 たとえば、インドへ行くと自分の中で物語がどんどん広がります。次から次へと問題がおそってくるからです。 ▼ 「世界は偉大な図書館である。故郷はその1冊にすぎない。」 ▼ 「人は国外へ出ると、個人以上のものになる。」 国家と民族を我が身にたずさえていくからです。 ▼ 「他国を見れば見るほど、故国を愛するようになる。」 スポーツ選手、ビジネスマンはことにそうなるようです。 |
▼ 「観察力に欠ける旅人は、翼のない鳥のようなものである。」 観察力をつけるには、植物でも、言葉でも食べ物でも、何かに興味を集中することです。 ▼ 「着くことよりも楽しい道中がよい。」 旅の楽しさは、結果よりも、見知らぬ土地の風景や食事、未知の人々との出会いになどの道中にあります。お遍路に人気が高まっているのも、速い結果よりも豊かなプロセスを味わいたいからです。 *It is better to travel hopefully than to arrive. 目的地に到着するより、期待しながら旅をしているあいだが花だ。 ▼ 「旅に出ると性格が表れる。 」 短気な者はより短気に、ずぼらな者はよりずぼらになります。制するものがなくなるからです。 |
|
〇旅の格言 #2 (#2,2005年2月24日) |
|
| ▼ 「三人旅の一人乞食」 3人で旅をすると、誰かがわりをくう。 ▼ 「田舎の3年、都の昼寝」 風雲急を告げる幕末、薩長土の武士浪人は京都で昼寝をしながら、他藩のもの達と世間話をするだけで、世界の様子がわかりました。激変する時代には、行動が、旅が大切です。 *《 コンピュータ 田舎の1年 都の昼寝 》 Googleで「田舎の3年、都の昼寝」を検索したら、1995年の自分の句に出会いました。この世からこのファイルを削除しようと思いましたが、時代の証人になると思い、このままにします。 ▼ 「イチャリバ、チョーデー」 <行き会えば、兄弟> 出会いと人のつながりを大切にする沖縄ならではの言葉です。開放的な親しみやすい沖縄の一面をあらわしています。 |
▼ 「来た、見た、知った、また来たい」 これは、ことわざではありません。観光の要諦です。 たとえば、沖縄への旅人が、 「来た、見た、知った、また来たい」 と思うのは、物ではなく人との出会いで「イチャリバ、チョーデー」の心を感ずるときです。 ▼ Good company on the road is the shortest cut. <楽しい道連れのあるのが一番の近道=「旅は道連れ> He travels much, knows much. <広く旅する人は物知りである> |
|
〇観光産業は総生産の10% (#3,2005年3月4日) |
|||||||||||
| ▼ 世界の外国旅行者数は、2000年の7億人から2020年には16億人に倍増すると、WTOは予測しています。
|
▼
(Japan Times, 2005年1月22日) |
||||||||||
|
〇観光学を支える学問群 (#4,2005年3月10日) |
| ▼ 観光とは、「光を観る」ことです。 光とは、その土地のすぐれたもののことです。提供する側としては、すぐれたものを発掘し、育て、磨きをかけ続ける必要があります。 *1930年、鉄道省に観光局が設置されました。日本での「観光」という語の正式な採用のはじまりです。 ▼ 観光学とは、「観光に関する事柄を研究する学問」です。 日本では立教大学に1998年観光学部が誕生しました。 * 立教大学観光学部 |
▼ まだ新しい学問分野ですので、 歴史学、地理学、社会学、民俗学、統計学、心理学、経済学、経営学、言語学、情報学、平和学などの多くの学問の助けを借りておこなう学問です。これを学際的学問といいます。 ▼ 観光の盛衰は、特に平和と直結しています。下のような事件が起こると観光は衰退します。観光の敵は、戦争です。観光学が世界平和学であるともいわれるユエンです。 2001年 アメリカ同時多発テロ 2002年 バリ島テロ事件 2003年 イラク戦争、新型肺炎(SARS) ▼ 観光は、政治や経済、社会と関連があるので、観光学を学ぶためには、理論ばかりでなく、社会の動きを肌で、現地で学ぶことが必要です。 |
観光学を支える学問群 ![]() |
| 〇観光は愛村から:柳田国男(#5, 2005年3月17日) |
|
||||||||||||||||||||||
| ▼ 1957年、桑原武夫は日本文化を三層に分け、それぞれの層を代表する小説を挙げました。 1. 西洋の影響下にある表層 2. 封建的サムライ的な中層 3. 土着文化の古層 *桑原武夫 *中里介山『大菩薩峠』全38巻のテキスト版、青空文庫 *cf.鶴見太郎『民俗学の熱き日々』中公新書、2004年、pp120-121 ▼ 日本の土着文化にクワ入れをし、研究し続けたのが日本民俗学者の創始者 柳田国男(1875〜1962)です。 *柳田国男の略歴 *柳田国男 *柳田国男関係の画像Google *柳田国男の著作 Amazon ▼ 柳田国男の著作の中で一番読まれているのは、岩手県遠野市に伝わる説話・民間信仰を書きつづった『遠野物語』(1910年)です。『遠野物語』は、いまだにマチおこしの主役です。 語り部による遠野の昔話を聞くこともできます。 *遠野市 遠野の観光は左下「観光情報」をクリック。 *語り部による遠野の昔話 |
▼ 民俗学(folklore) とは、かつては「郷土研究」と称していました。民間伝承の調査を通して、身の回りの生活世界を見直す学問で、柳田国男が体系づけました。民族学(ethnology )と区別するため、「フォークロアの民俗学」といいます。 ▼ 今、柳田がふたたび脚光を浴びているのは、地方の時代だからでもあります。 1950年には、「教育勅語」は「愛国」はあっても、「愛村」がないからダメだったと指摘しました。 ▼ この10数年来、日本は国際化の号令のもと、「終身雇用」などの制度をすててきました。今、終身雇用はやっぱり日本社会にあった大事な制度だということが再認識され始めました。安易な国際化、ミニ東京化がきびしい批判のもとにあります。 ▼ 観光とは「楽しみを目的とする旅」です。 地元の人が地元の歴史文化を勉強し、地元を愛することから、観光ははじまります。 【メモ】 .〇柳田国男が望む読谷観光のあり方 (#43, 2004年6月8日) |
| 〇南は遊ぶところ (#6,2005年4月1日) | |
| ▼ アメリカでは北は稼ぐところ、南は遊ぶところになっています。 ヨーロッパでもおおむねそうです。 ▼ 日本の南、沖縄、鹿児島、宮崎、高知、徳島、和歌山などは、世界から人びとを呼んでこれる規模とコンセプトになっていません。 ▼ リゾート地が栄えるためには、シルバーの定住人口、エンタメ、コンベンションの3要素が必要です。 リゾート地には、遊びに来る子や孫、コンベンションの出席者のために進んだ交通網、医療機関も必要です。 |
▼ フロリダのオーランドには、シルバータウンがあり、ディズニーがあり、コンベンション施設もあります。 21世紀の観光産業の見本があります。 cf.大前研一『ドットコム・ショック』小学館 |
| 〇「旅」をあらわすtravel, journey, tour, tripの意味は? (#7, 2005年4月7日) | |
| ▼ travelは、もともと「骨の折れるつらい旅」のことです。 trepalium<中世ラテン語>拷問道具 travail <古フランス語>骨折り ▼ journeyは、「一日の旅」のことです。 diurnus<ラテン語>日々の jornee<古フランス語>1日の仕事 |
▼ tourは、「くるくるまわる旅」です。 tourism 観光。観光事業 tornus <ラテン語>旋盤 英語のturn tour <古フランス語>巡遊 turban ターバン ▼ tripは、「短い旅行」です。 tripper <古フランス語>踊る、軽快に動く |
| 〇 いろいろな観光 (#8,2005年4月16日) | |
| ▼ 「○○観光」を集めてみました。 |
|
| 観光を考える 目次 |
| 〇 (#,2005年月日) | |
| ▼ |
|
| 〇 (#,2005年月日) | |
| ▼ |
|