white elephantとは、英語で、
「不必要だがさりとて処分しにくい所有物、始末に困るもの、もて余しもの」、
「その効用に比して途方もない出費を必要とする所有物、金のかかる厄介物」
という意味です。
そのいわれはつぎのとおりです。
象はタイでは、日常生活ばかりでなく、戦争に欠いてはならない重要なもので、勝敗の分かれ目は象部隊の活用如何にありました。また、象は王様が乗るので、高貴な動物とされていました。
象のなかでも、とくに白象は王者の象徴で、神聖視されています。白象には偉大な王の霊が宿るとされているからです。白象は、他の象(チャーン)と区別して、プアックと特別の名前でよばれています。また「白象勲章」という勲章もあります。
白象の飼育には莫大な経費がかかります。昔、シャム(タイ)の王様は、有力な家臣にこれを贈ることがありました。家臣は、王様からの賜り物だから大切にしなければならず、しかし世話するには膨大な経費がかかり、破産してしまいそうになりました。
王様の狙いは、実は有力な臣下を破産させるのが目的であったといいます。
こういうわけで、white elephantとは、「費用や手数がかかるばかりで、得にならない持て余しもの」をあらわすようになりました。
a property requiring much care and expense and yielding little profit
b : an object no longer of value to its owner but of value to others
By Merriam-Webster Online Dictionary